【むし歯ガイド
(日本歯科医師会HP:歯とお口のホームページより抜粋)
 歯の代表的な病気はむし歯です。むし歯はなり始めの段階では痛みがなく、見た目にもわかりづらいため発見が遅くなりがちです。しかし、そのまま放置しておくと歯を失ってしまう原因になる他、胃腸障害などにつながります。
1. 歯の表面に白いしみのようなものがあったり、溝の部分が茶色っぽく着色している
2. 冷たいもの、風がしみる
3. 熱いものがしみたり、ものを噛むとズキズキ痛む

4.

歯冠部(外に見えている部分)がほとんどなくなり、根っこの部分だけ残っている。
ミュータンス菌が糖分を分解してつくりネバネバと歯にこびりつきます。
そのままにしておくと、3時間くらいでデキストランや細菌などでプラークが形成されます。
プラークが歯の表面につくと
プラーク中のミュータンス菌が糖分を分解して、歯を溶かす酸をつくります。
酸によって歯の表面のエナメル質が溶かされてしまった状態です。
中からカルシウムが溶け出し、その部分が白くしみのようにみえます。
又、歯の溝の部分が茶色っぽく着色し、ザラつくこともあります。これがむし歯のはじまりです。この時点で痛みはほとんどありません。
虫歯の進行
むし歯が象牙質まで進行している状態です。
冷たい水が歯にしみたり、若干の痛みを感じるようになります。
この部分までくると、むし歯の進行は急速に早まります。
むし歯が象牙質から、さらにその下の歯髄(歯の神経)にまで達した状態です。
ズキズキとひどい痛みをともない、痛みを鎮めるために、歯髄を抜く(抜髄する)ケースも多くなります。
むし歯の侵食が極度に進行し、歯をほとんど溶かしてしまった状態です。
すでに歯髄が死んでしまっている場合は、痛みを感じません。
歯の根っこの部分が炎症を起こし,うみがたまっていることもあります。
効果的な歯みがき方法は
歯周病ガイドの「歯周病の予防方法」へ
・栄養のバランスがとれた規則正しい食生活を心掛けましょう。
・砂糖の多い食べ物、飲み物は上手にとりましょう。
フッ素(フッ化物)は、酸に対して抵抗力をつけ歯質を強くし、脱灰した部分の再石灰化も促進させます。
家庭で簡単にできる応用方法としては、フッ素配合の歯みがき剤の使用があります。
むし歯は放置しておくとどんどん進行してしまいます。早期発見・早期治療のためにも 少なくとも1年に一度〜二度は定期健診を受けましょう。